管理人メモ 2012年
 このメモは、比較的まとまったメモとして書いてきました。しかし、読み返して見るに値しないメモだと思い、それならメモする必要もなく止めておこうと思いました。表紙の日報をこちらに写し、日々の雑感をメモするに止めることにしました。 テニスに関してはネット上にたくさん映像もあり、プロのプレイを見ることができ、これに勝るものはないなぁ、と思っています。とは言え、また、おしゃべりしたくなるかもしれません。そのために、少しだけスペースを残しておくことにしました。    
                             管理人メモ 2011年
             クラブのカウンターでコートを眺めながら、自分宛の備忘録として、思いつくままに書きなぐります。
              たいていは又聞きだろうし、ロクに調べもしないで記す暇つぶしなので、どうか文責なしで願います。
2011年12月
12月30日
不精筆に給油
                        
                          不精筆に注油

 
  シュテフィの前にガビーと書きながら、観賞不精に陥り、シュテフィをほとんど見ていない。
  地デジ難民と書きながら、結構、ドキュメンタリーや他のスポーツなども見ていて、テープの
  掃除から始めないと見れないシュテフィは、何せ帰宅後の夕食が23時過ぎになってしまう僕
  としては、これは面倒。まぁ、ノルマ的に見るのもどうか?と言い訳しつつ、後回しになってい
  るのが現状です・・・
    と、一応、現状報告でお茶を濁しつつ・・・それでももう、年が明けちゃうので、その前に、不精
    している筆に給油しておかないと、このまま2011年を終わりそうなので、注油して、試運転と
  いうことにしよう。

   よく言われていたことだけど、テニスコートの長さ、これがメートル法に統一されて、半端な
  数字を覚えなくてはならなくなった。ヤードのままだったら、どんなに簡単なことか。元々、テ
  ニスコートはヤードで作られているのだから、そのまでいいのに、強引に換えてしまう。
  ゴルフはヤードのままだし、テレビはインチだ。無論、アメリカのフットボールはヤードのまま。
  要するの力関係だね。日本の家屋も尺貫法だと簡単なのに、とつくづく思うけど、もやは手遅
  れで、いかんともし難いとは思うけど、ゴルフも一時、メートルになり、その後ヤードに戻ったら
  しいので、尺貫法も復活させてほしい。それで庶民には何の不自由もない。
  僕の家は築85年になるけど、大工さんは板切れの上に、数字をちょこちょこっと書いたメモを
  元に建てたという。今どきの設計図など全く必要なかったそうだ、無論、僕の生まれる前の話。
  ヤードも尺貫も文化だ。もっと慎重に考えて欲しかったと思う。
  今問題のTPPももう少し時間をかけて慎重に丁寧にやってもらいたい。これは文化論でもある。
 
  一時、ローマ字論者という学者さんたちがいて、タイプで打てない日本語は圧倒的に不利なの
  で、ローマ字表記にすべし、という主張をしていた。しかし、ワープロの発明で、ローマ字論は
  吹っ飛んだ。メートル法もパソコンで変換すれば一気に換えられるので、文化を捨ててメートル
  法におべっかを使う必要など毛頭なかったのだ。
  漢字もまた日本の優れた文化だ、無論、いろいろな変化や進化、退化をしながらではあるが・・・。
  年の瀬に、なんとも悠長な話かな?
  
  とりあえず、注油と試運転は終わり。
  明日、メモらなければ、唐突かつ珍妙なお説をのべて、これが今年最後。
  良いお年を・・・。

  
2011年11月
11月11日
 シュテフィの前にガビー
                  シュテフィの前にガビー
 
  明日にしよう、と言っていたのが5日後になってしまった。

  グラフを見ようとVHSテープを探し、見つけたテープをブルーレイにダビングしようと・・・当然、グラフの
 勝利を見ようと回し始めたのですが・・・なんだか様子がおかしい。
  勝ったのはグラフではなく、対戦相手のガビーことガブリエラ・サバティーニ。1990年の全米オープン
 の決勝でした。

  6-2、7-6のストレートでサバティーニが勝利し、メジャーでのシングルス初優勝を遂げた時のもの
 でした。彼女のメジャーシングルスの優勝はこれだけですから、先ず貴重なものにめぐり合ったわけで
 す。
  と言っても、この日のサバティーニは素晴らしかった。おそらく生涯最高のプレーではなかったでしょう
 か?  あの独特の片手バックハンドのストロークも冴え渡っていたし、何よりも前へ前へというプレー
 が際立っていました。グラフがつけいる余地がないほど、素晴らしいプレーでした。
  いつもベスト4くらいまでは行くのに、なかなか優勝はできませんでしたね。その後、グラフには5連勝
 しているようですが、その後、また余り勝てなくなったようです。サーブもストロークも大きなフォームで
 かなり負担がかかっていたのでしょう、故障も多かったようです。

  彼女は伊達さんと同じ歳で、競い合った仲ですね。14歳でプロデビューしています。
 1985年のジャパンオープンがプロ初優勝ですから、日本には馴染みの選手です。気取らないし美人だし
 日本人のファンも多かったと思います。東レパンパシフィックも3回制しています。

  グラフに10勝以上している唯一の選手(11勝29敗)だそうです。片手バックハンドでスライスの多いグラ
 フにとっては、強烈なトップスピンでバックを責められると、やはり苦しそうなのがわかりました。ナダルに
 苦しんだフェデラーと共通するものがありますね。

  国際テニス殿堂入りしたサバティーニを取り上げる機会はないだろうと思い、メモしました。
  
  余談ですが、この年の男子優勝はサンプラスで、19歳になったばかりで、この大会の最年少記録を樹
 立しています。出場した男子選手の顔ぶれが凄い、なじみの選手名を挙げると以下の通りです。
  エドベリ、ベッカー、レンドル、アガシ、ゴメス、ムスター、サンチェス、ギルバート、クリックステイン、
  チャン、サンプラス、クーリエ、イワニセビッチ、マッケンロー・・・ものすごい顔ぶれですね。
 
  因みに最年少記録をあげると、
  全仏はマイケル・チャンの17歳3ヶ月、全英はボリス・ベッカーの17歳7ヶ月、全豪はかなり古いけど
  ケン・ローズウォールの18歳2ヶ月だそうです。
  みんな高校生くらいですよね・・・う〜ん、ウナッチャイマスネ〜。
    
    
11月7日
  K君、ガビー・・・
                          K 君、ガビー・・・
  
  グラフに辿りついた・・・なんてメモってから50日経過。なかなか見る暇がなく・・・などと言ってるうちに
 錦織くんがスイス・バーゼルの室内テニスで、Finalistになりフェデラーと対戦、なんてことになるものだ
 から、またまた見ました。

   やはりすべてのショットの精度、スピードでの劣勢は如何ともし難く、冷静に見れば、完敗でしたね。
 しかし、冷静には見られませんね、日本テニス界の唯一の期待の星ですからね。
  サービスゲームの前半ではリードしながら、後半のサーブが入らず、ポイントが取れないのが本当に
 残念だった。 ファーストサーブの確率が60%くらいに上がれば、もっと競った試合ができそうなだけに、
 惜しい。
 
  それにしても、フェデラーのまったく緩みのないテニスはさすが! 今年はなかなか優勝できなくて、や
 はりあのフェデラーをもってしても、年齢の限界はどうしようもないのかな・・・などと思われていただけに、
 あの完璧な試合を見せつけられると、まだまだイケるよ、と思ってしまいます。それにしても勝利後の涙
 にはいろいろな思いが込められているのだろうな?なんてちょっと感動したよ。
   地元だし、あの会場にはフェデラーの名が冠せられるそうだし、そう遠くない引き際のことなども頭を
 よぎるだろうし・・・・。
  
   とにかく来年のK君の活躍を期待しよう。怪我なく精一杯がんばってください。マスコミはもう少し大きく
 取り上げろ!! 世界ランク24位は凄いことだぞ! けど、そんなことより実力を出し続けてほしい!

   さて、ガビーは明日にしよう。今日はもう遅い・・・やっとこ晴れた日の夜でした。
2011年9月
9月15日
子ネコちゃんと脱落者
                    子ネコちゃんと脱落者

  少し近況メモを・・・
  まず子ネコちゃんたちのこと。

  6月4日夜にコートサイドで発見された4匹の子ネコちゃん。

  10センチの段差も危なっかしい足取りだったのが、今では70センチくらいのテーブルにも軽々と
  飛び乗ります。フェンスを登ってクラブハウスの屋根にも登ります。体は3倍以上になりました。
  その間、7月11日の夜、2匹は母ネコについて行って、いなくなりました。
  母ネコは今でも時々顔を見せますが、以前のように長時間居ることもなく、子ネコもちょっと挨拶し
  たらすぐに戻ってきます。完全に子離れ、親離れをしたようです。

  E後援会長、N副会長をはじめ、多くの皆さんに可愛がられて、すくすくと育ちました。 9月9日、

  後援会長が初期診断に連れて行って、予防接種も済ませました。9月12日でファイナル100日目
  を迎えました。予定通り命名しなければなりません。もう決めましたが、会長、副会長のお許しを得
  て発表します・・・なんかすごいことのようですね。初期診断結果はすこぶる健康とのことでした。

  次に地デジ難民のこと・・・

  7月24日正午に難民となりましたが、なんと意気地なしにも・・・僅か51日で脱落、9月14日13時

  には脱落者となりました。Kさん、ゴメン、せめて全米終了後ということでご容赦あれ。
  といっても、あまり見ないので、とりあえず、回復したVHSテープを見ながら、これをブルーレイに
  ダビングして保存に耐えるようにしたい。
  やっとシュテフィに辿り着けそうです。睡眠不足にならない程度に、日々、ダビングに精進します。
  
9月2日
進化したジョコ
                   進化したジョコ
   ヘッドクリーニングしてもVHSは回復せず。暇を見てゆっくり接続系統を点検してみよう・・・
  その間に、ジョコビッチについての感想をメモしておくことにしましょっと。
  
  2011年の全英を見てから、改めて2008年の全英におけるジョコを観ました。
  2回戦で、かつてのチャンピオン、M・サフィンと対戦。サフィンは怪我などでランキングを落とし、
  75位、ジョコは既にランキング3位でドロー上も第3シード、日の出の勢いでフェデラー、ナダル
  に迫ってきた若者です。
 
   しかし、試合は惨憺たるものでした。
  ジョコは21歳、7歳も年上の、引退も囁かれたサフィンになすすべもなく打ち砕かれました。
  6-4、7-5、6-2のストレート負け。
  ダブルフォルトを繰り返し、ストロークも荒くミスの連発。おまけに相手マッチポイントの最後の
  ポイントもダブルフォルトです。
  この時のジョコに2011年のジョコの姿はありませんでした。
  すべてに尖がっていて、少し老いたサフィンを力でねじ伏せようというような、そんな試合運び
  でした。一方、サフィンはサーブも好調で、要所でエースを奪い、ミスも少なく、かつての強い
  サフィンを再現していました。

  恐らく、ジョコは第3シードの力を示すべく、勢い込んでウィンブルドンに乗り込んできたのだの
  思います。その気負いが試合の結果となって表れました。

  しかし多分、この敗北は今日のジョコを創る上で、避けては通れなかった過程だったのだと思い
  ます。
   ダブルフォルトを繰り返しても、何度でも恐れず挑み、ストロークアウトを繰り返しても、全力で
  打ち込んでいく。・・・そして敗北。
  勝利より敗北から多くを学ぶとは、よく言われることですが、この敗北がジョコにもたらしたもの
  は限りなく大きかったと思います。

  2011年の全英、あるいは全英に至るまでのジョコの足取りは素晴らしいものでした。それまでは
  分の悪かったナダルにも、連勝を重ねていました。
  ことしの全英決勝については、皆さん、よくご覧になったと思いますので、コメントを控えますが、
  2008年のジョコはそこにはいませんでした。サーブもストロークもネットプレーも素晴らしく進化
  していました。無論、肉体も精神もすべてがたくましい若者に進化していました。

  一つだけ番外でメモしたいのは、試合前の5分間のウォーミングアップについてです。今回の決勝
  では、その5分間のほぼすべてが録画されていて、大変、参考になりました。ストロークの2人の
  違い、特にスピンの量の違いが、どういうスゥイングの軌道の違いによって生み出されるのか、とか
  ボレーの際、手首や肘の形がまったく変わらず、数十センチのスゥイングは肩の動きで生まれ、常
  に重心の位置が両ステップの中央にあることなどなど、本当に基本に忠実な動きが見られました。

  また、ウォーミングアップが、注意深くなされ、自分のプレーの点検になっているのも見てとれまし
  た。 何度も何度も飽きずに再生して見ました。本当にいいものが見られたと思います。
  
  ジョコについては、またメモする機会が何度もあることでしょうが、今回はこれまで・・・。
  
 
  2011年8月
         8月29日
   あったけど映らない
      シュテフィ
                
                あったけど映らないシュテフィ
 
  探さなくちゃ、と言って探したシュテフィ・グラフ、確かにありましたが・・・写らない。
  古いビデオテープをたくさん回したので、VHSデッキのヘッドがイカレタみたいです。
  再生不能! 修理には新品2台買ってお釣りがくるくらいかかるという説あり。
  ヘッドのクリーニングでもしてみたり、何とかしなくっちゃなりませんが、当面はしゃない・・
  再生可能になるまで、続きはお預けにして、当面、HDDにある何十時間分かの試合の感想
   でもメモしようと思います。
   と思いながら見始めた過去の試合、とりあえず旬の旬、ジョコビッチについて書くつもり。
   今日はココまで、グラフの書けない言い訳のみ。

8月20日
再びA・アガシ
                 
                  再びA・アガシ

  アガシもまた神童と呼ばれた少年時代を過ごす。以下が記憶に残る彼のテニス人生の縮図です

  16歳でプロ転向、
  18歳でATP6勝を挙げ、世界ランク3位。
  20歳で全仏・全米準優勝
  21歳で全仏準優勝、なかなか優勝できない・・・
  22歳で初めて全英優勝
   これ以降、なかなか優勝できないで、一時はランクを140位代にまで落とす。しかし
  29歳で全仏優勝
  30歳と31歳で全豪2連覇と復活
  35歳で全米ファイナル進出するもフェデラーに1-3で破れ準優勝。

  37歳で引退するまで21年間、プロのトップを維持し続けました。
  若い頃のやんちゃぶりも有名ですが、何かとても純真でチャーミングなテニスプレーヤーだった
  と思います。

  アガシの両手バックハンドですが、素早い準備態勢、膝の折れた低い姿勢、そこから繰り出され
  る無駄のないコンパクトで鋭いスウィング。 みんなが真似してよいお手本だと思います。

  やんちゃでカッコ良かったアガシも、今は良きお父ちゃんです。とくれば・・・シュテフィ・グラフに
  触れないわけにはいかないですね。
  彼女のはクラブに持ち込んでいる箱の中に必ずあるはずなので、探さなくっちゃ・・・。
  
8月12日
M・ヒンギス
そして
A・アガシ

                      M・ヒンギスそしてA・アガシ

  
  ヒンギスの続きですが、彼女の両手バックハンドはマシンのように正確ですね。
 
  両手を体から離さず、体ごと回転させるようなスイングです。追いつける範囲のボールはすべて
  体と腕が一体となって振りぬかれるので、ブレない。体に軸が一本通り、くるりと回転しバランスが
  崩れない。体から遠いボールの時のみ、やや苦しいケースが見受けられたけれど、ほとんどない。
  この両手バックハンドは初心者でも真似してよい、いいお手本だと思います。
      http://www.youtube.com/watch?v=l9d3-ylcDTk&feature=related
     
  (僕の見たテープの中に、バックに振られたアプローチショットに対し、何とか追いついて片手の
   バックハンドでストレートに見事なパッシングショットで抜いた場面がありました。
   片手バックの選手でもなかなかできない見事なものでした。こんなところにも彼女の非凡さ、凄さ
   が見えました。)

  ヒンギスの最後に、彼女が生涯取れなかった全仏にまつわる悲しい出来事をまとめた記事を紹介
  しておきます。観客は時として魔物です。)
   http://ktaa078.kan-be.com/yumedono/yume013.html

  
 
  両手バックハンドといえば、生涯グランドスラム達成者のアガシも見習うべきお手本ですね。
 
  2000年全英は早いラウンドのビデオもあって、興味深いものもいくつかありました。2Rでマーチンと
  アガシの対戦がありました。二人ともピークは過ぎた30歳くらいの頃と思われますが、それでも復活
  してきていたアガシは第2シードでした。
  この二人は前年に全米オープン決勝を争い、アガシが優勝した経緯があります。
  
  試合は2セットオールでファイナルに突入、ファイナルは2度のブレークダウンで2−5とされ、しかも
  第8ゲームはマーチンのサービング フォア ザ マッチと絶対絶命のピンチ。しかし、2度のマッチ
  ポイントをしのいだアガシは3本のリターンエースを決め3-5とし、次のサービスゲームも5度も続い
  たジュースを強烈なセカンドサーブで制し、結局、この試合をものにしました。
  万年準優勝者といわれていたアガシが、見事にそれを克服して頂点に上り詰めていく過程が、ここ
  にもありました。
  最大のピンチに最大の力を発揮できる人、これが天才の最大の特徴かもしれません。
  残念ながらマーチンにこの資質はありませんでした。
     
  過去のテープを整理しながら、思わぬ宝にありついている今日この頃であります。
  ヒンギスが長くなりアガシが語りつくせなかったので、少しまた続きを書かなくちゃ・・・。

8月7日
改めてM・ヒンギス
                      
                   
 改めてM・ヒンギス(早熟の天才少女)

  未デジ化難民、未だ健在です。
  それで、どうしているかといいますと・・全く困っておりませぬ。

  それどころか、思わぬ波及効果も出ておりまする。
  
  ネットでテニスの様々な動画をみていたのですが、まだあどけなさの残るMヒンギスがさらに幼く
  見えるA・クルニコワを適当にあしらってるのがありました。こいつはスゲーなぁと感心した後、思
  わずため息・・・。それからはヒンギスに釘付け。
  動画では飽き足らず、昔のビデオを探しました。その頃は、ヤケに大人びた試合をし、何となく生
  意気な感じの彼女をしっかり見ようとはしていなかったと思います。でも気にはなっていた、凄く。
  
  それで、ビデオ探し。すでにダンロップのボール箱に2箱分はクラブの方に運んでいたのですが、
  そこにはヒンギスは居ないはずです。(僕のアイドルではなかったのですから・・・アイドルといって
  もほとんどがメンズ・シングルスですが・・・。)
 
  家にないか探すと、まだ、タイトルも付けていない、録りっ放しで未整理のままのが20本くらいは
  ありました。この中にないか、整理しながら見始めると、ありました、有りました。やはり気になって
  録ってはいたんですね。特に2000年の全英オープンが男子も含めてたくさんありました。
  
  確か当時、Vウィリアムスもヒンギスも20歳ですが、ヒンギスはやや下り坂、ウィリアムスは急上昇
  中。2000年全英の対戦まではヒンギスの9勝5敗、ヒンギスは第1シード、ウィリアムスは第5シード
  です。QFでベスト4をかけて戦い、2-1でヒンギスは敗退しました。ファイナルセットは5ゲームまで
  連続ブレーク合戦となり、次をブレークできなかったヒンギスは敗れました。しかし、ここで見せた
  ヒンギスの予測、フットワーク、バランスの良さなどは、やはり只者ではなく凄いと思いました。
  
  ウィリアムスのテニスは真似できないと思いますが、身長170cmのヒンギスのテニスは日本人女
  子プレーヤーが、是非とも重要参考人にすべきお手本だと思います。

  今のシングルスの打ち合いも、面白いものではありますが、かつてのオールタウンドのプレーヤー
  のテニスは本当に興味深いものがあります。上手いし、面白い。
  ヒンギスについてですが、早熟の天才、まさに天才少女ですね。以下が彼女の初期の戦績です。
  
  12歳 : 全仏オープンジュニアシングルス優勝(12歳にしてジュニアの頂点だゾ〜)
               http://www.youtube.com/watch?v=-o3CgZUCUWw&feature=related
  13歳 : 全仏、全英オープンジュニアシングルス優勝
                http://www.youtube.com/watch?v=uNT9aYjpeOo&feature=related

  14歳 : プロデビュー
  15歳 : 4大大会出場、世界ランキング16位

  16歳全豪、全英、全米オープンシングルス優勝、世界ランク1位
             http://www.youtube.com/watch?v=ybcraZy4YTM&feature=related
       片っ端から最年少記録を塗り替えた時期です。

  17歳 : ダブルス年間グランドスラム、全豪シングルス優勝
  18歳 : 全豪シングルス3連覇
  
  余り正確ではないと思うし、網羅的でもありませんが、凡そこんなもんです、ドンナモンダイ!
 
  要するに、日本人的に言えば、中学生で世界のトップクラスに入り、高校生では世界ナンバーワン
  プレーヤーになったわけです。しかし、おそらく彼女のピークは16歳、20歳を過ぎると、苦戦する
   場面が多くなります。
   当時は無頓着でしたが、今見ると、彼女の苦悩がよく分かりますし、にも関わらずにこやかに振舞
   う彼女の姿は、けなげで切なくさえ見えます・・・少し感傷的すぎたかナ。

   当時のヒンギスのビデオをお持ちの方は、どうぞ見直してみてください。

   未デジ化難民レポート、更に続ける所存であります。
  2011年7月

7月31日
地デジ難民とさ・・・
                     
                       地デジ難民とさ・・・


  7月は何といってもウィンブルドン、男子決勝のジョコビッチ:ナダル戦まで、毎日、見続けており
   ました。
   無論、録画して眠るつもりの毎日でしたが、結局、午前4時過ぎまで、毎日見ており ました。
   おかげですこぶる体調を崩し、それが「なでしこジャパン」まで続き、最悪の状態になりました。
  
   その後、ここが九州ジュニア選手権の練習コートになり、早朝からコートに出向いていました。
   デモ・・・ 原因は夜更かしなどののせいではなく、夏バテと食生活かな・・・、肩に続き、肘が最
   悪の状態になり、ラケットを持つこともできなくなり、無論、テニスは立ってるだけのお付き合い
   で終始していたにも関わらず、食事は普通に摂っていたため、養分過多の状態になったのだと
   思います。
  
   目の周りが腫れ上がり、顔がむくみ、体はだるく・・・、多分、一時的に血糖値などが高騰したの
   だと思います。数日は帽子を深くかぶり、サングラスをして目立たないように していました。食事
   や飲料を極端に控えて1週間、この急性体調不良はかなり改善されました。
     
   ウィンブルドンの話でしたね。画面に「あと何日でアナログ放送は終了します」と毎日出ていた
   ので、 さすがに頭にきましたね。「テレビ食って生きてるわけじゃね〜・・」。あれこれ探してはいて、
   終了には 間に合わせようと思っていたけれど、これでまったく買う気が失せたな。
   アマノジャクの神経を逆撫でしてくれましたね、録画したのを再生して見ると、しっかり大きな字幕
   が再生されています。この字幕をウィンブルドンの録画で見ることのできる人種は1000人につき
   数人らしい。レアものですぞ。ゼロコンマ数パーセントといえば、統計的には誤差の範囲なので、
   ほぼ100%地デジ化は進行したということですね。結構なことです。

   毎日、帰宅後はスグにスイッチONにして、ネットで既知のニュースを見ながら遅い晩飯を食うの
   が日課だったけど、今はそれがない。まことに静かな晩飯であります。時々、ラジオを聞きますが、
   これよかですたい。家族の反対がないのが不思議な我が家の特色です。テレビは要らないと仰る。
   もうスグ全米オープンが始まり、見ないことに耐えられるか・・・でも、また寝不足になることを考え
   ると・・・悩ましい今日この頃であります。

   7月に何のメモもなかったので、とりあえずテニスと無関係のよしなしごとを綴ってみました。
   難民仲間の「K」さん、出し抜かないでね・・・。
  
     
2011年6月
6月5日
そんなには違わない
と思うけどね
               そんなには違わないと思うけどね

  梅雨の雨間は割りに過ごしやすく、テニスにはいい日和と言えますね。一汗かいた後のコート
  サイドは、本当に気持ちがいい。

  朝、コートに出向く時、毎朝、大淀川を渡ります。その橋の上から、丁度霧島連山が望める・・・
   はずなのですが
9階建てのリバーサイドマンションが展望を見事に遮るのです。
  僕にとってはこのマンションは本当に邪魔者です。
   しかし、このマンションの住人にとっては
その高さにこそ価値があるのであって、階上からの
   展望は、何物にも換えがたいほど素晴らしいものに違いありません。

  
  消灯してコートから夜空を眺め回すと、以前に比べ、高岡方向の上空が明るく漆黒の闇と言う
   わけにはいきません。何となくぼんやりした星空になってしまいました。

  そういうここファイナルクラブは、夜な夜な明々と照明を灯し、夜の早い時間にお星様を眺めたいと
   願っている人にとっては、本当に邪魔な灯りだと思われます。
 

   電力需要を抑えるための省エネで、東京ではネオンの灯りが消え、かなりさびしい夜になっている
  
らしい。この暗さには賛否両論あるようですが、本来は星の見えない夜の方が異常なのであって、
  東京のビルの谷間から夜空の星が見えたらどんなにかいいのになぁ、などと思ってしまいます。

   その人の置かれた状況、立場、タイミングなどによって、考えや思いも様々に分かれてしまいます。
   大きくは、国際間の問題でもそうだし、地域間の問題でもそうだと思いますし、個々人の間の問題も
   そうだと思います。
   原発や基地をめぐる問題でもいろいろな考え方がありますね。でも、いつも自分が当事者だったら
   どうなのか、自分と考えの違う人は、どうしてそういう考えに立っているのか、という風に違う立場に
   立って物事が考えられたら、もっと人はお互いに理解し合えるのになぁ・・・
  
  雨の午後、お猿さんに眺められながら、ちょっと「考える葦」になりました。お猿さんはあそこで本当は
  何してるのかな?

  
2011年5月
5月7日
強いなぁ・・・
全日予選優勝者
                                         
                      強いなぁ・・・全日予選優勝者
  
   全日本予選が終了。結果はなるほどとうなづけるものだった、とはいえ、その過程はなかなか
   大変なものだったと思う。
   一般の部は、中学時代にここのコートでしっかり練習していたYR君とASちゃんが優勝、本当に
   うれしい。現役学生の力を示せたということで、本人たちもホットしていることでしょう。
   これで全日本の本大会予選に出場できるわけだから、そこでの活躍を期待しています。
  
  さて、年齢別も面白かったようです。男子45歳はなんと一回り上の年齢のMSさんが優勝。いずれ
  も強敵の4人を連破しての優勝はお見事。国体で2度ほどご一緒して、そのテニスにたいする情熱
  と無類の練習好きを知っているだけに、上手く調整して臨まれたのだな、と感服。
  女子40歳のMYさんも一皮剥けて、試合に実力が発揮できるようになったのだな、と順調な成長?
  に拍手! まだまだ伸びしろうんとあるよ・・・。
   
    男子55歳は、SMさんの圧勝かな。SMさんは僕より9歳下だし、MSさんは10歳下だけど、僕の
  師匠格で、随分練習つけてもらいました。
  というわけで、今回の大会は、優勝者全員が僕が打ったことのある人や練習相手をしてくれた人た
  ちだったので、本当に力をもらった感じです。
  なんか僕の自慢話みたいになったけど・・・自慢で〜す。
  僕も頑張らなきゃ!なんていいませんが、みんなは GANBAREYO!
  

2011年4月
4月1日
季節は間違いなく・・・
                                         
                       季節は間違いなく・・・
  
   何もかも吹っ飛ばしてしまった感のある津波大震災。しばし言葉が見つかりません。
   しかし、それでも庶民の日々の営みはあるわけで、そのために生きているわけで・・・人間のちっぽ
  けさや偉大さをつくづく感じさせられる日々を過ごしております。
   
   ココのフロントデスクの窓越し正面に見える山桜、数日前はコートに桜吹雪を散らしていたけれど
  今日はもうほぼ葉桜。この桜は何年か前に10数メートル上から滑落してきた痩せたノッポさん。とに
  かく落ちてきた翌朝は、景色が変わっていたのでびっくりしました。痩せ地で育った老木にはひどい
  仕打ちだったと思います。翌年は死んだようにしていましたが、ドッコイ生きていました。その翌年に
  は花を咲かせ、今年もまた、細々と花を咲かせました。なんともいじらしい奴です。ココからは、そん
  な桜が数本見えます。僕の花見はこれで十分満足です。

   また、北斜面の最前列に立っている柳、柳といってもいわゆる枝垂れ柳とは違います。僕はこれが
  柳とは知りませんでした。土建屋さんに教えてもらいました。これも初めの頃はまるで枯れ木のよう
  でした。「あれは枯れちょるかい、切っ倒した方がいいちゃねぇ・・・」と云われたけれど、倒れるに任せ
  た方がいいと思い、そのままにしていたら、これも見事復活。今日は黄緑の葉を茂らせて、春の陽射し
  に輝いています。
  
   地鳴きだったウグイスもさえずり始めました。彼らにも春の到来です。寒い冬だったけれど、季節は
  間違いなく巡ってきました。今はいろいろ大変だけれど、きっときっと季節は巡ってくるはず・・・。

2011年2月
2月28日
シングルスは楽しいよ
初心者コース(12)
 最後のステップ(4)
                                         
                       シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(12)  最後のステップ(4)


      このメモは、「シングルスの試合はどういう風にやったらいいか分からない」 という、ダブルスオン
  リープレーヤーのために、いや、シングルスはなかなか楽しいし、何よりも自由だし、相手と会話でも
  している気分で臨めば、寂しくなんかないよ・・・ということを言いたくて始めたものでした。
    技術についての解説は雑誌などでたくさん紹介されていますが、それ以前の問題についても必要
  かな と思い、ほんのさわりの部分を2〜3回メモするつもりでした。でもでも飲兵衛の長説法よろしく、
  ついついおしゃべりが過ぎましたね・・・自覚はしております。
       以上のような次第で、まだまだしゃべり足りませんし、舌足らずですが、アルコールも切れてきたし、
  2月も終わり、季節も変わります。おしゃべりもこの辺で一度幕引きとします。

    最後に一言。
     鷹の目ほど鋭くなくてもいいから、頭の中では人間の目ではなく、鳥の目で客観的に見るという習
    慣を持つと、テニスの戦略や楽しみ方もずっと広がると思います。自分も含めて、コートの全体を鳥の
    目で見渡すと コートのどこにボールを打つことが求められているのか・・・よく見えると思います。
   
       コートが十分ある時は、まずシングルス、4ゲームでいいから始めましょう。ダブルスはコートがない
  時にとっておきましょう。シングルスの勝負で、勝ったり負けたりが当たり前になれば、シメタものです。
    さぁ、春からシングルスだ!
    そしてシングルスは・・・何よりも楽しみましょう。 (一応、終了)

2月12日
シングルスは楽しいよ
初心者コース(11)
 次のステップ(3)
                   
                      シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(11)  次のステップ(3)
 

    深いラリーの打ち合いが続く時、一つ目はその状況で頑張り抜き、目も前の1ポイントを取ること、
   そうすれば、相手にプレッシャーを与え、自分有利に傾く、と前に書きました。

   「そう長く、延々とは続かないものです、相手も人間ですから・・・。」 と、先月書きましたが、それ
   でも相手ががんばっていて、延々と続くのではないか、と思える時、また、どうしてもこの戦い方で
   は相手が一枚上手だ、と感じてしまった時、どうしましょう?
    相手がゆったりとした深いボールを延々とつないできた時、どうしたらいいか?

     相手のレベルがそう上の人でなければ、その人は意外に前は弱い・・・ということがあります。
   相手の比較的浅い球を待って、短いボールを打ってみましょう。 できればショートクロス・・・相手が
   どういう反応をするか、試してみましょう。そしてボレーをさせ、スマッシュもさせてみましょう。
   
    浅くなってしまった球は相手有利ですが、こちらが仕掛けた浅い球なら話は別です。少なくとも、相
   手有利の状況を崩せます。この浅い球に対する返球に集中しましょう。「ボレーされた、スマッシュを
   打たれた・・・」ではなく、「ボレーをさせ、スマッシュを打たせる」のです。こちらがコントロールするの
   です。これでポイントが取れるようなら、この短い球を時折織り込みましょう。
    もし、この状況であなたから簡単にポイントを取れる人なら、その人は少なくともB級上位以上。
   初心者のあなたの勝ち目は・・・残念ながらなし! さらに精進して体力をつけ、技を磨くしかありま
   せぬなぁ・・・。  「困ったら勇気を持って浅い球も打ってみよう!そして次に集中!」  (続く)

    
2月4日
シングルスは楽しいよ
初心者コース(10)
 次のステップ(2)
                  シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(10) 次のステップ(2)
  
   「深い球を打つ」、と優位に立てますが、もう一つ大事なことがあります。
   「できるだけ前で打つ」 ということです。可能な限りベースラインに近づいて打つ、ということは大事。
  また。ちょっと浅い球が来たら、すぐに対応して2〜3歩前に出て処理する、という習慣も大切です。

   
   ライジングで打つことができれば理想ではありますが、そんなに難しく考えないでも、なるべく前で
  打つんだ、という意識が大切だと思います。こちらが前で打てば、相手の角度は殺せますし、こちらか
  らの角度はつく、ということになります。
   下がって打てば自分は楽ですが、相手はもっと楽に感じます。

   振り回しを手出しでしているとあまり感じませんが、マシーンで振り回すとはっきりします。
   手出しの時は、無意識に相手に合わせて出してしまいますから、後ろで構えて、打つのが遅い人
  には、出す方も待ってしまいます。ところがマシーンは設定した時間で、情け容赦なく振り回すので、
  後ろで構えている人と、前で構えている人との差は歴然です。前で構えている人は、比較的ゆったり
  追いつけますが、後ろで構えている人は、本当にジタバタ走り回って、やっと追いつく、という感じにな
  ります。
   ジュニアたちがマシーンを嫌がる理由の一つはここにあります。人間は優しく、マシーンは無情!
   タイミングの問題は難しいけど習慣ですから、常日頃、意識して前で打つように心がけ、習慣にして
  しまいましょう。
 
    「 あと一歩だけ前に進もう!」 そして、深い球を打とう! です。
  
2011年 1月
1月30日
ちょっとティータイム

                        ちょっとティータイム

   新燃岳が大変なことになっていますね。
  52年ぶりとのことで思い出しました。当時は高校生でした。( と書くと歳がバレますが・・・実は昨日
  また一つ、齢を重ねました。でももう何の感慨もありませぬ、あとはタダクタバルだけですから・・・)
  しかも52年前は軟式テニス部から鞍替えして山岳部。1年生ながら3年生と組ませて頂いて、3年生
  のおかげでギリギリ、インターハイ代表に選ばれたのですが、当時はまったく上昇志向がなく、「3年生
  と組まされてしかも未経験の前衛」 なんて思っていたのです。先輩に誘われて登ったのがきっかけ
  で山の魅力に取り憑かれ、そのまま山岳部へ・・・先輩に平謝り?して大会はペア換えして出てもらい
  ました。・・・それから40過ぎまでテニスとは無縁の不摂生部に入っておりました。
 
    新燃はしばらく入山禁止になっていましたが、それが解かれてから霧島縦走をした思い出がありま
  す。 購入した絵葉書には、山肌一面に満開のミヤマキリシマが写っているのに、現実には一面灰色
  の山。 少しがっかりはしましたが、高校生の僕はそれほど植生に興味はなく、あまり大した感慨もなく
  通過したと思います。今回の方が規模が大きいと思います。しばらくは入山禁止ですね。

   「霧島から尾鈴にかけて 連なる山は 無言のうちに 力強くぼくらに語る ぼくらはそれを知って
    いる ぼくらも黙って それに応える・・・」  これは僕らの中学校校歌の一節です。
   この「無言のうちに」 とか 「黙ってそれに応える」 というのがいいな、と思っていたものです。
   
   市中心部から生目に向けての西バイパスあたりで、霧島から尾鈴に連なる山々がくっきりと見える
  日々が続いていて、思わずこの校歌が頭をよぎることが何度もありました。霧島も韓国岳から高千
  穂峰までいつも見えていましたが、それが中ほどの新燃から噴煙が立ち上る有様に変容しました。
  
   暫らくしばらくは我慢の日々が続きそうです。直接被害を受ける農家の皆さんなど、大変続きですが、
  今は黙って、耐えるしかありません。・・・必ず春は来る!


1月25日
シングルスは楽しいよ
 初心者コース(9)
 次のステップ(1)

                      
                       シングルスは楽しいよ
                   初心者コース(9) 次のステップ(1)

    ちょっとまた原点に戻ってみようと思います。

     最初にメモしだした時、とにかく深く・・・と書きました。
   クロスに深く打ち続ける、というただこれだけで、たいていの相手には勝てます。
   10球続けてクロスに深く打ち続けられる人は、それだけでB級上位者といえます。がんがん
      打てる人は何人もいますが、深く打ち続けられる人は、そうたくさんはいません。しっかり足を
      運んで、しっかり打つ必要があるからです。
  
    クロスに深く打ち続ける、この単純な戦法で試してみましょう。相手がシビレをきらしてスト
      レートに打ってきたら、それをクロスに深く打ち返します。この繰り返しなら、明らかにクロス
      打ちが有利です。
     これを繰り返せば、たいていは相手の球は浅くなります。そうしたら、攻めのバリエーション
      がいろいろありますが、今回はこれには触れず、相手のミスに期待することにします。
   
    よく言われるように、ポイントの8割はミスによるものですから、相手のバランスを崩して、
      ミスしてもらえば、勝利はぐっと近づきます。ただし、その前にこちらがミスしなければ、
      ですが・・・。

    ただ、試合をたくさんこなしてきた人は、このことを身をもって知っていますから、そういう相手
     だどなかなかハードなゲームになります。
   
     そういう時の考え方には2〜3あると思いますが、とりあえず@つだけメモしておきます。
    @ いま取り組んでいるポイントを、自分の単純な戦法で取りきるまで頑張る、 こと。

    ポイントがなかなか決まらず、長いラリーになると、この先、延々とこの状況が続くのかと
      思ってしまいます。気がめいって、つい短気になりがちですが、そこをグ〜っと堪えて、今の
      ポイントに賭けること。
   そうやて次のポイントも奪えば、相手がキレてきます。相手がシビレをきらしてきますから、
      なんだかだとやってきますが、自分は単純戦法に徹します。いろいろやる方がミスし勝ちです
      から、割合簡単にポインロが転がり込んできます。
    そう長く、延々とは続かないものです、相手も人間ですから・・・。
    延々と続く時は、楽しみながら「さぁ、もう一丁、よし、もう一丁!」てな具合に、相手と会話し
      ましょう。
   決して、また「返ってきた、まただ!」などと思わぬように・・・。常に自分がこのラリーを支配
      しているという気持ちで・・・・。
    もし、自分が先にミスしてしまったら、ヘタリ込まずに、スグに気持ちを切り替えて、次のポイ
      ントに賭けてください。ミスしたボールは過去のもの、
     「よし、次行ってみよう!」 です。        (続く)
 
      1月21日
  シングルスは楽しいよ
   初心者コース(8)
 間抜けでは勝てぬ!(3)
                  
                      シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(8)   間抜けでは勝てぬ!(3)

      くどいようですが、間抜け更に1つ

     前回のエアテニスは、僕が実際に実験した方法ですが、かなりのモチベーションを要します。
   実際にやってみると、普通にプレーするよりは遥かにシンドイということが実感できると思います。

    ある程度勝てるようになっても、室内だけはすぐに負けてしまっていました。それはサーブ&
   ボレーができなかったからで、何とかしようと思いましたが、相手を立てての練習では、相手に
   失礼だなぁ、 と思い、このエアテニスに活路を見出したのです。
    結果、その年の室内では、45歳の単複とも優勝できたのです。自分でも感心してしまいました。
    ファーストサーブもセカンドサーブもすべてサーブ&ボレーをし続けられたのは、まさにこの
   エアテニスのお陰だと確信しています。
   
    僕の場合、初めは5分で草臥れました。集中力も要ります。ですから、本当に練習の合間に、
   短時間、集中してやられることをお勧めします。
 
    長くなりましたが、本当は自慢話ではなく、次のことをメモるつもりでした。

    コートが満員で間ができる時もありますね。お茶しながらのおしゃべりも楽しいですが、この時間
   も生かせますゾ〜!
    コートの向こうサイドにライバルもしくは上級者がいる場合、こちら側の対戦者とネット越しに相手
   の一打一打を予測します。できればそれに合わせて、重心移動だけさせます。予測して体重移動、
   これだけに止めましょう。いくらネット越しとはいえ、走るのは迷惑だし、こちらも疲れます。予測に
   集中します。初めはハズレも多いと思いますが、次第に相手のクセやタイミングなどが分かってき
   て、的中率がドンドン上がってきます。
    (サイドが逆の場合は、こちら側の上級者のフットワーク、足元を集中して観察します)

     相手がどこに打つのか、早くに分かってしえば、こんなに楽なことはありません。楽して勝つには
   この「合間」の活用が、文字通り活きてくると思います。(終)
  
1月20日
シングルスは楽しいよ
初心者コース(7)
間抜けでは勝てぬ!(2)
                                           
                       シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(7)  間抜けでは勝てぬ!
(2)

      間抜けついでに、もう一つ・・・
   
    テニスは2人居れば楽しめるスポーツだけど、その2人さえいない場合がありますね。
       折角コートに行きながら、相手が居ない。

    そんな時、もしコートさえあれば、サーブの練習はできますね。壁があれば壁打ちが・・・。
     でも、もっとハードにやりたかったら、エアテニス(シャドーテニス)がお勧めです。
     ボールを使わない方がいいこともあるんです。他人もいないのでもってこいの状況です。
    他人に見られるとかなり恥ずかしい・・・。
    素振りなんてのもこれの一種ですが、エアテニスはもっとダイナミックでハードです。
    イメージトレーニングも兼ねていますので、効果は抜群。
     
      サーブからでもリターンからでもいいですが、これからの1ポイントをポイントを締めるまで
    の最初から最後までイメージし、その通り動き、スイングやボレーをし、ポイントを取ります。
    サービスキープの練習ならサービス側だけの練習でもOK。これはフォーティ・ラブで一区切り。
    サービスブレークしたければ、リターン側だけでこれをやります。
    あそこに打って、ここに打って、オープンスペースを作って叩き込む。
    あるいは深い球を打ち続け、相手の浅い球からアプローチショット、ボレーをオープンスペース
        に打って、相手がロブで逃げてきたところをスマッシュ!  な〜んて・・・・・
    
    すべて、自分の理想的なポイントで締めくくれます。

     これに慣れてきたら、これを1セット終わるまで続けます。完全試合なので、15分程度で終了
        しますが、多分、くたくたになるはずです。1時間あればセットブレイクを取りながら3セットはい
        けます。

    もし次の試合勝ちたければ、練習時間がある時は、なんとしても練習すること。相手が居ない
    というのは言い訳にもなりませぬゾ・・・。  (続く)

   
1月12日
シングルスは楽しいよ
初心者コース(6)
間抜けでは勝てぬ!
                      
                      シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(6)  間抜けでは勝てぬ!

    初心者の頃、僕は強い人と弱い人とはどこが違うのか?  とよく観察したものです。
   一つは先に書いた、ストロークの深さです。もう一つはストロークとストロークの間に、何を
   しているか、だと気付きました。(無論、持って生まれたものや練習量などは除外しての話)
    一打一打のストロークには大差がなくても、その間に何をしているかが、大いに違うのです。
   弱い人は、準備して打ち終わると、そこでワンプレーが終了してしまい、次は相手が打ってから
   行動が始まるのです。
    それに比べ、強い人は打ち終わってからが忙しい。打ち終わるや否や猛スピードでポジション
   に戻り、次に備えてから一区切り、という具合です。
    後々、プロのゲームを見ても、打ち終わってからのフットワークがすさまじく速い。
    ボールを追う時は、皆、懸命に走るけど、強い人はそこからが更に速い。そして、相手がどこに
   打つかに集中し、集中して予測する。だから相手の打球に対しての第一歩がすこぶる早く速い。

    これは試合に限らず、普通のストローク練習でも見てとれます。上級者のストロークはゆったり
   して見えます。そうでない人のストロークは何か忙しくせわしい。
    それはストローク間の準備の早さによるのだと見て取れます。打ち終わるや否やさっと走り、
   準備完了の状態で相手の打球に備えているので、いざ打つときにはゆったり見えるのです。
    間が大事! 間こそ大事! 間抜けでは勝てませぬ! (続く)
   
1月11日
シングルスは楽しいよ
初心者コース(5)
相手に聞け!


                  
                      シングルスは楽しいよ
                  初心者コース(5)  相手に聞け!

    よく聞かれる質問にこんなのがあります。
   「こんな場合、どこに打つのがいいんですか?」
    僕は決まってこう答えます。
   「どこに打ちたいの?」

    つまり、自分がどこに打ちたいのか、いつも決断することが大事だと思います。
    もし、そこに打つのが難しければ練習して、そこに打つ技術を身につければいい。

    その一例ですが、「相手がドロップショットを打ってきた時、どう対処するのがいいのか?」
    すべての原則はオープンスペースに打つということですが、相手にとってもセオリーですから
    彼はそこに走って備えようとします。だからどこに打つのがいいかは一概には言えません。
   
    しかし、上級者は実に上手く対応して、自分のポイントにしてしまいます。

     そこで、僕が実践してきたことで、皆さんにも試して欲しい方法があります。
    自分がよく分からない時は、相手に聞いてみる、実践で聞いてみるという方法です。
    それは簡単なことで、上手な人に対して、こちらがドロップショットを打ってみる、という方法です。
    上級者の彼は、どのように対処してくるか? そこをよく聞く・・・
    考えられるいくつかがありますが、今はこの自分が相手の立場に立って試してみるという方法
    だけをメモしておきます。
    この方法は、
       ゆっくりしたペースで粘られたらどうすればいいのか? とか
       バック側に大きなロブを上げられたらどうしたらいいの? とか、
       相手の球が短くて上手く対処できない、 とか
       スグに前に出られる、どうすればいいのか? とか
    あらゆる状況に適用できますので、自分でいろいろ試して、相手に実践で聞いて、それを自分
    のものにしてください。理論的に聞くよりもずっとお得ですよ。(続く)
     
              

1月1日
今年は・・・

  
                    今年は・・・
   
    2010年はいろいろ災難もあったけど、何とか乗り切り、365日、コートに通い詰めることができた。
   自分ではこれが毎年の勲章だと思っている。(ホンマニアホやなぁ・・・)
    今年もその365分の1を歩み出すことができた。大晦日は雪が降り、元旦は晴れだけど、気温は
   昨日より低い。人もゼロではないが、ほとんど来ない。それでも、ここで元日を迎えられたことは
   この上もない喜びである。
    このクラブハウスのカウンター越しに、杉の枝葉は大騒ぎしているけれど、その上の空は、抜ける
   ように青い。この青さは救いだ。明日に向かわせてくれる。

    クラブについては、去年は少し外を向きすぎていたように思う。
   今年は内向きに、足元をしっかり見据えて、クラブとして充実していけるように努力したいと思う。
   かなりの草臥れ爺ではあるけれど、今一歩、しっかりとした足取りを重ねていきたい。
    皆さんによろしくお願いする前に、自分自身がよろしくやらにゃぁ・・・ネ。
   
過去のメモ
2010年8・9・10月 2010年11月12月 2011年1月・2月 2011年4月
2010年7月 2010年5・6月 2010年3・4月 2010年2月 2010年1月 2009年12月